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演題・発表者名の印刷

中身が出来たら、次は演題名と発表者等(以降、タイトル用紙)の印刷です。

COIについての記載を忘れないようにしましょう。

多くの学会では、ポスター番号は運営側で用意され、タイトル用紙は自身で用意するよう指示されます。

 

ここで、再び個人的な見解を1つ。

A0用紙に印刷し、タイトルや発表者名をA0の中に入れてしまうのはすごく勿体無い気がするんです。手間はそちらの方が楽だと思います。お忙しい中、なかなかタイトル用紙の印刷にまで別途手を割けないという事もあると思います。

ただ、せっかくの発表ですから、見栄えも考慮したいですしA0の限られた範囲を一部潰してしまうのも勿体無いような気がしています。

 

話を戻して、タイトル用紙の作り方ですが、先ずは内容から。

  1. タイトル
  2. 発表者名、共同研究者名
  3. 発表者・共同研究者の所属

この3つになります。

論文を読んだことがある方はイメージしやすいと思いますが、ポスター発表を見ていると、順番がごちゃごちゃだったり誰がどの所属なのか分からない書き方も見かけます。

 

1.タイトル

これはそのままですね。要旨をエントリーした際に届けているタイトルを記載しましょう。

2.発表者名、共同研究者名

通常、発表者(示説に立つ者)を筆頭として一番最初に名を記します。プロトコルで言えば、研究責任者となるのが一般的です。事情により示説に立てない場合は、共同研究者のうち示説に立てるものを筆頭として記載します。

続いて、共同研究者の名前を右に続けて記載します。

示説に立つ者の名前の頭に「○」を付けて、発表者が誰なのかを明らかにします。

次に、それぞれの名前の右肩に上付き文字として数字とカッコを記載します(例:1))。

この数字は、3の所属と対応します。

同一人物が複数の所属を持っている場合は、3でその所属を順に書き、対応する数字を名前の右肩に書きます。

3.所属名

発表者の所属(勤務先)を記載します。順番は、2の名前の右肩に数字を振りましたが、この数字が若い順です。

なお、発表者が1人、あるいは複数人いても所属が1つの場合(同一の職場の複数の人で発表される場合)は、上記2で番号が不要となるため、所属にも番号を振る必要はなくなります(2019/10/15追記)

サイズは、発表する学会・学術大会の規定に従って下さい。

私は、A4紙を横に2枚として印刷します。

EPSON製の家庭用プリンタ(商用でも対応機種あり)であれば、「割付印刷」という機能を使って、1ページのデータを複数枚の用紙に拡大・分割して印刷可能になります。EPSON製であれば、プリンタ印刷ガイドを使うと貼り合わせる部分の文字ずれもなく作れますが、ガイドを全て切り落とすとかなり小さくなってしまいます(縦が15cmちょっと:私は問題ないと判断し、使っています)。

お持ちのプリンタの説明書をご確認の上、試してみて下さい。

 

最近は目を引くタイトル用紙も見かけます。

上記の原則を守っていれば、背景色は白でなくても良いのではないでしょうか。

ただ、あまり奇抜なデザインは逆に見る気を削がれることにも繋がるので、ほどほどに。

 

ここまで来れば、後は会場で貼るだけです。

お疲れ様でした。


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