時間がない、ギリギリまで編集する可能性がある、費用を抑えたい等の理由で、A4等の複数枚印刷を選ばれた方。
皆さんにお伝えしたいことがあります。
読み手としての意見ですが、毎回悩むのが「縦に読み進めるのか、横に読み進めるのか」が分からないポスターが多いです。
- 目的・背景
- 方法
- 結果
- 考察
この構造化を行っていたとしても、一瞬迷ってしまうことが多々あります。
これを防ぐため、私の工夫として各ページの右下に読み進める方向を矢印として印刷しています。
2018年度九州山口薬学大会で貼ったポスターが下図です。最終のスライド以外全てに、右下にある右矢印を付けて、読んで下さる方の視線を誘導しました(過去も同様のスタイルです)。
次に貼り方の事前準備について、豆知識です。
A4紙を20枚前後貼ることになりますが、それぞれ四隅を画鋲で留めていては、指は痛くなるし時間もかかります。
そこで、過去に教えて頂いた方法をずっと実践しています。
具体的には、A4紙の場合、パーテーションのサイズはどの学会もほぼ同じのようですので、横に3列、縦に7列程度になると思います。ここで、縦に並ぶ7枚を先にテープで繋げておき、これを3部(左、中、右)作ります。
あとは、会場で上と下で留めるだけなので、画鋲は12コの使用で済みます。
1枚ずつ留める場合は 4×21=84コ なので、ダントツに作業が楽になりますよね。
ちょっとした工夫で、読み手も楽に読め、作業も簡単になります。
是非試してみて下さい。