論文化は、大変な作業です。
心が折れそうになることも、正直に言って何度かあるでしょう。
でも、決して折れないよう最後まで頑張る意思を強く持ってください。
「ここは共同研究者に任せよう」
これはご法度と思ってください。
ご自身が筆頭著者として論文を書き上げるなら、一番苦労するのはあなた自身であるのが当然なのです。
「分かりません、教えてください」
だけでなく、
「●●について、こういう方法でやってみましたが、うまくまとまりませんでした。どのように進めるべきでしょうか?」
と、まずは自分でやってみて、その経過・結果とともに指示を仰ぐ。
そうすることで、どこが間違っているのかを教えて頂けます。
初めから共同研究者に頼ることが前提だと、共同研究者にも別の研究があるかもしれない中で手伝って頂いてるのに、あまりに申し訳ないですよね。
共同研究者も「誰の研究なんだよ」と思ってしまうことでしょう。
怒られるかもしれない、呆れられるかもしれない…そう思うのは分かります。私も毎回不安になりながら教えを請う日々です。
それでも、やる。
それを続けていれば、いつか必ず論文投稿までこぎつけることができます。
もう一度書きます。
あなたの研究なのだから、あなたが一番苦労するのは当たり前。
最初から出来ないと匙を投げて、共同研究者に頼りっきりなのは間違いです。
その分、やり遂げた時の充実感と共同研究者からの労いの言葉は、一生心に残っていくでしょう。