スライド作成 01 で書いたスライドの内容をまとめ直します。
- タイトル:1枚
- COI:1枚
- 背景・目的:1枚
- 方法:1~2枚
- 結果:10枚
- 考察:1~2枚
計15~17枚です。
サイト公開後に頂いたご指摘によれば、考察で終わらず「結語」も必要とのことで、その通りにすると更に1枚必要です。
また、医師会の学会に参加して確認したのですが、「文献考察」という項目も多く見ました。
先行研究ほか、自身の発表の内容に関わること(裏付け、反対の意見・結果等)があれば記載しておいたほうが無難だと考えます。
さて、「研究の始め方」→「ポスター・口頭発表へ」→「Powerpointは、まだ使わないで!」で書いていましたが、この段階にくればエントリーした要旨は既に採択されている状況と考えます。
そこで、以降は私なりの具体的な作り方に移りたいと思います。
大事な事を事前に1つ。
作成したPowerpoint(以降、ppt)ファイルは、共同研究者等のチェックが入るたびに別の名前で保存してください。
例)日薬_O_2018_01
ファイル名まで指定するつもりはありませんが、数年後に使用したグラフをどこかで使う事が出てくるかもしれません。
例えば、あなたの研究内容を知りたい方々が講演依頼をして下さるかもしれません。
あるいは、執筆依頼があり原稿を作成する機会に恵まれるかもしれません。
その時にすぐに目的のグラフ等を見つけられるように、どの発表で使うのかは分かった方が良いと思います。
上記の例は、次の法則を定めています。
[発表する学会名]_[オーラル(O)かポスター(P)か]_[年度]_[バージョン]
作成に夢中になると、つい指摘があった箇所をそのまま上書き修正してしまいがちです。
必ずしも間違いではありませんが、修正の経緯を残しておくことは、後の研究で非常に参考になります。
また、バージョンを元に戻す指示があった場合にも即座に対応できます。
より親切な書き方をすれば、末尾に[_tanaka]などの編集者の名前を入れても良いかもしれません。
因みに私は文節の区切りに[_(アンダーバー)]を使用します。
半角スペースにも見えるくらい、ごちゃごちゃ感が解消されるからです。別にハイフンでも構わないのですが、ファイル名に使えない文字もありますので、一番無難なように感じています。
さて、次項以降は具体例を挙げて作成に入りますが、これも「Powerpointは、まだ使わないで!」で書いたのですが覚えていますか?
文字の装飾や色、レイアウトの細かい設定は、スライドが完成した後で大丈夫です。
最初からこれに気を取られると、完成までの時間が何倍も延びてしまいます。
先ずは文字の修正がなくなるくらいまで、デフォルトのままで大丈夫です。